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いぼ

いぼとは

いぼとは皮膚にできる小さな盛り上がりのあるできもののことです。
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚の傷から侵入して感染することで起こります。
いぼはウイルスの型や感染部位によってさまざまな種類がありますが、一般的には尋常性疣贅と扁平疣贅の二つの頻度が高いです。
尋常性疣贅は手足の指や手のひら、足の裏などにできるざらざらしたいぼで、扁平疣贅は顔や手の甲、膝下などにできる平たいいぼです。
いぼは自然に消えることもありますが、治らない場合や増える場合、症状を伴う場合は治療が必要です。

いぼの原因

いぼの原因はHPVの感染ですが、感染するには皮膚に傷がある必要があります。そのため、皮膚に障害のある人やけがをしやすい人は感染しやすいと言われています。
また、免疫力の低下やストレスも感染のリスクを高めると考えられています。
いぼは自分の体のほかの部位や他人にも感染する可能性があるので、衛生面に注意することが大切です。
いぼはウイルスの型によっては性感染症の原因にもなるので、適切な予防をすることが必要です。

いぼの症状

皮膚にできる盛り上がりのあるできものです。いぼの大きさや形は種類によって異なりますが、一般的には直径数ミリから1センチ程度です。
いぼは通常痛みやかゆみを伴うことは少ないですが、場所によっては圧迫感や違和感を感じることがあります。
ミルメシアと呼ばれる魚の目に近い見た目のものは痛みがある事が多いです。
いぼは1個だけできることもあれば、複数できることもあります。いぼは自然に消えることもありますが、時間がかかる場合や消えない場合もあります。

いぼの診断

いぼの診断視診のみで診断可能なことが殆どです。ダーモスコピーという拡大鏡のような器具を使って、いぼの構造を詳しく見ることも多いです。
いぼは他の皮膚の病気と見分けがつきにくい場合もあるので、疑わしい場合は生検という検査を行うこともあります。
生検とは、いぼの一部を切り取って顕微鏡で構造を拡大して観察し、調べる検査です。

いぼの治療方法

いぼの種類や状態、患者様の希望によって異なります。
いぼは自然に消えることもあるので、症状が軽い場合や見た目が気にならない場合は、様子を見ることもできます。
しかし、いぼが増えたり、痛みやかゆみを伴ったり、見た目が気になったりする場合は、治療を受けることが望ましいです。
いぼの治療法には、以下のようなものがあります。

液体窒素療法

液体窒素という極低温の液体でいぼを凍らせて壊す方法です。いぼが小さくなったり、剥がれ落ちたりします。
1から2週に一回のペースで通院が必要です。痛みや水ぶくれ、色素沈着などの副作用が起こることがあります。

治療に長期間の通院を要する事があります。

局所免疫療法

SADBE(スクアレン酸ジブチルエステル)や、MCA(モノクロロ酢酸)を用いて、人工的に「かぶれ」を引き起こして免疫作用を強める治療法です。
通常、液体窒素療法と併用します。

いぼの除去(手術)

いぼを切り取る方法です。局所麻酔が必要になります。
木の葉型に切り取って縫い合わせる方法(全切除)、ハサミやメスで削ぎ取る方法(イボ削ぎ法)、CO2レーザーを用いる方法(蒸散法)などがあります。
イボ削ぎは術後の出血によりQOLが低下するため、当院ではCO2レーザーを用い蒸散法をご案内させて頂いています(自費)。

CO2レーザーについてはこちら

 

内服薬

ハトムギが含まれた、ヨクイニン(漢方薬)などを服用する方法です。有効な患者様が一定数居ますが、全員に効果を発揮するわけではありません。
効果が出るまでに時間がかかることもあります。
塗り薬では、サリチル酸などの成分を含む薬をいぼに塗る方法があります。いぼの角質を溶かしたり、剥がしたりします。自宅で行えることが多いですが、炎症やかぶれなどの副作用が起こることもあります。

よくある質問(Q&A)

いぼができた時にやってはいけないことは何ですか?

ぽこっとするので気になるとは思いますが、なるべく触らないでください。触る事で二次的な細菌感染を引き起こしたり、触った指や他の部位にイボがうつる可能性があります。

いぼは潰すと治りますか?

イボは自然に治る事がありますが、潰しても治りません。

首のいぼも同じ「いぼ」でしょうか?

首のいぼは軟性繊維種や脂漏性角化症(老人性イボ)であることが多く、一般的ないぼ(尋常性疣贅)とは異なる疾患です。

「老人性いぼ」と「いぼ」は同じものですか、異なるものですか?

老人性いぼは脂漏性角化症という疾患で、シミの近縁疾患です。一般的ないぼ(尋常性疣贅)とは異なる疾患です。

いぼとほくろの違いは何ですか、除去方法は異なりますか?

ほくろの多くは母斑細胞性母斑といって、メラノサイトの増殖による引起こる良性皮膚腫瘍です。ヒトパピローマウイルスによって起きるイボとは異なる疾患です。
いぼは液体窒素での治療が中心ですが、ほくろは液体窒素では改善しません。
切除、レーザーでの治療を行います。液体窒素で改善しないイボには切除、レーザーでの処置をを行う事もあります。

いぼの治療費用(自由診療)

いぼとは

皮膚の一部が盛り上がった小さなできものです。 いぼの中には、ウイルス性のイボである尋常性疣贅、シミが盛り上がった脂漏性角化症、首に多発する軟性繊維種(アクロコルドン)、目の周りにできる稗粒腫などいくつかの種類があります。 いずれも良性腫瘍です。

いぼの治療法

当院ではそれぞれの状態に合わせて、液体窒素、手術、CO2レーザー(自費)などの治療法をご案内させていただいています。

CO2(炭酸ガス)レーザーについて(自由診療)

副作用

瘢痕、再発

治療期間

処置後約2-3週間の軟膏処置が必要

※下記の料金と別に、後療法セット(軟膏、創傷被覆材、テープ代)として1,100円別途でかかります。

CO2レーザー:いぼの種類ごとの治療費用

黒子、重度の隆起した脂漏性角化症(老人性イボ)など

サイズ 料金(税込)
3mmまで 7,700円
3mm〜5mmまで 9,900円
5mm〜10mmまで 15,400円
10mm〜15mmまで 20,900円
15mm以上 応相談
3mmまでのもの3個セット 19,800円

軽度の隆起した脂漏性角化症(老人性イボ)

サイズ 料金(税込)/個
10mmまで

5,500円

※3個目から 1個 3,850円

首イボ(アクロコルドン)

個数 料金(税込)
1個 1,650円
コース 料金(税込)
首イボ取り放題10分コース

22,000円

※目安は計20〜30個です。