WEB問診
TOPへ

ほくろ・できもの除去

ほくろ・できものとは

隆起したほくろほくろやできもの(皮膚腫瘍)は、腫瘍の診断が必要な場合は保険適用として手術をする事が出来ます。
ほくろとは、皮膚にできるできもの(皮膚腫瘍)の一種で、専門的には色素性母斑や単純黒子などの診断名となります。
皮膚の表面の色素斑として認められる、大きさは0.1mm単位のものから、数十cmに及ぶものまで幅があります。
色や形は様々なものがあり、薄い褐色のものから黒いもの、盛り上がったものや平坦なものがあります。
非常に大きなものは、巨大色素性母斑と呼ばれ、悪性化することもあるため、切除が推奨されています。

ほくろの原因

ほくろには生まれつきのものと、後天的なものがあります。
ほくろはほとんどの人にみられ、遺伝的な要因や日光の紫外線などが影響して増えたり変化したりすることがあると考えられています。

ほくろの検査・診断

ほくろの診断法としては、皮膚科医による皮膚の診察が基本です。
ほくろの形や色、境界などを見て、正常なほくろか、異型母斑と呼ばれるほくろの変異か、有棘細胞癌、基底細胞癌、悪性黒色腫などの皮膚がんかを判断します。
ダーモスコピー検査という特殊な拡大鏡を使って皮膚の構造を詳しく観察します。
悪性が疑わしい場合は、超音波検査で腫瘍の深い部分を観察します。悪性の場合は、血流信号が強い場合が多いです。
臨床診断として、皮膚がんが疑われる場合などは、ほくろの一部または全体を切除して顕微鏡で検査(病理検査)を行います。

ほくろの治療方法

ほくろの治療方法ほくろの治療法としては、ほくろが良性であれば無治療でも構いませんが、見た目が気になる場合や、がんの可能性がある場合は切除することができます。
切除する方法としては、メスと局所麻酔による手術や、炭酸ガスレーザーによる照射などがあります。

当院では、1回につき1つまでの場合は、保険適用での手術を行います。その際は、紡錘形に切除して縫う方法、もしくは円形に切除して軟膏で処置してもらう方法をご案内しています。
良性の可能性が高く、複数同時に治療する場合は、CO2レーザーでの治療(自費診療)をご案内させて頂いています。

ほくろが悪性であることが判明した場合は、その周囲の皮膚もさらに手術で切除する必要があります。
転移の可能性が低く、大きくないものであれば当院でも治療を行います。必要時は高次施設をご紹介させて頂きます。

CO2レーザーはこちら

よくある質問(Q&A)

ほくろの悪性の見分け方はありますか?

悪性黒色腫の見分け方として、左右対称性、境界の明瞭さ、色の均一性、大きさ、増大の速さの5つが重要と言われています。
また、有棘細胞癌という腫瘍の場合は、角化傾向、潰瘍化など、基底細胞癌の場合は色調が見分けるポイントです。
いずれも、医師でなければ判断が難しいため、自己判断せずに心配であれば医療機関を受診しましょう。

ほくろがかゆいのは何故ですか?

突出したほくろの場合、擦れることで炎症を起こして痒みが生じることがあります。
この場合は軟膏で改善することもありますが、根治的に切除してしまうことがいちばんの治療になります。

ほくろができやすい人はどんな人ですか?

メラニン(ユーメラニン、フェオメラニン)の合成に関わる遺伝子によってほくろやそばかすが出来やすい体質があることが知られています。
色白の人が多い印象があります。

ほくろを切除・除去する治療は保険適応ですか?

ほくろの切除は病理診断を要する場合や、かゆみなどの症状がある場合などは保険適応での手術が適応になります。
原則的には保険適応でのほくろ切除は一回の手術につき一箇所までとなります。
当院ではCO2レーザーを用いた自費診療も行なっています。メリットデメリットを説明の上で選択して頂きます。

ほくろが盛り上がってくる・大きくなるのは何が原因ですか?

刺激や紫外線による刺激によりほくろが盛り上がったり大きくなると言われています。
悪性の場合も隆起したり、拡大傾向があることがあるので、心配であれば受診してください。

できものがほくろになることはありますか?

他のできもの(皮膚腫瘍)とほくろが重なることはしばしばあります。

できものが痛いのですが対処法はありますか?

擦れて炎症を起こしている場合など、痛みを感じる場合があります。
他には腫瘍自体に痛みが生じるものとしては、血管脂肪腫、血管腫、結節性筋膜炎、悪性腫瘍などがあります。
基本的に対処法は手術による切除になります。術前の診断が重要になりますので、当院では超音波検査を積極的に行っています。

できものは医療用語で何と言いますか?

ほくろや粉瘤など皮膚にできるできものは皮膚腫瘍、脂肪腫のように皮膚よりも深いところにできるできものを皮下腫瘍と言います。

赤いできものが治りません。どうしたらよいですか?

本当にできもの(腫瘍)かどうか、まずは診断になります。
皮膚科を受診しましょう。