ヒアルロン酸注射

おでこ

全体をふっくらさせるには本数が必要になります。
2本だと、眉の部分の骨のゴツゴツ感を改善させたり、おでこの真ん中などのワンポイントになります。
全体をふっくらさせるには4-6本、硬いものと柔らかい物を2段にする方法が長持ちしてナチュラルなのでおすすめです。

鼻

鼻筋を通す事で顔の印象全体がシュッとした印象に変わります。
美容施術の中でも顎に匹敵する、「一気に垢抜け出来る」施術になります。硬いものを用います。一本で概ね十分です。
人相が変わる施術なので、少しずつ入れて確認しながら施術致します。

顎

日本人は顎が小さい輪郭の人が多いです。正面、横顔は勿論、実は斜めから見た印象がとっても変わります。
垢抜け施術の中でトップクラスです。人相は少し変わります。

涙袋

アジア人の目の印象を特徴づける涙袋。涙袋があると目が大きく見え、二重が広くなくてもとても可愛らしい印象になります。
この施術は、「ポテンシャル」に大きく影響を受けます。元から涙袋がある患者様の方がよりナチュラルに作る事が出来ます。柔らかいものを使います。涙袋は0.3ml単位で利用します。片側0.1mlだとナチュラル、0.2mlだとしっかり、0.3mlだとかなり強めになります。

ほうれい線

ほうれい線に対しては、切開フェイスリフト、糸リフトと合わせて複合的なアプローチが必要になることもありますが、ヒアルロン酸が非常に有効な方法であることは間違いありません。
というのも、切開フェイスリフトや糸リフトなど物理的なたるみ挙上は、ほうれい線の下半分には有効ですが、上半分への効きは限定的です。
ヒアルロン酸でほうれい線の施術をする場合、原則的には両側で2本、硬いものと柔らかいものを使い、それぞれを0.5mlずつ使って二階建てにします。
まずお試しで様子を見てみたい方は、一本で作ることも十分可能ですが、持続性などの観点からはやや力不足となる事があります。

マリオネットライン

マリオネットラインへのヒアルロン酸も非常に有効です。
陰になっている凹みを埋めるように面で形を作っていきます。
やりすぎるとたるみになってしまうので、中くらいのやわらかさのもので、1-2本で作るのが良いです。

唇

唇にヒアルロン酸を入れる事で、ボリュームを出す事が出来ます。
特に年齢とともに人中(にんちゅう)、鼻の下が伸びてしまった方も、唇にヒアルロン酸を入れる事でリフトアップした印象を与える事が出来ます。

こめかみ、頬などのコケ

コケ感が強い人には、凹んだ部分に入れてふっくらとした輪郭を作る事が可能です。
作る際には、比較的柔らかいものを2-4本利用するのが良いです。持続力の観点から硬いものを深い部分に入れることもありますが、深ければ深いほど効きが弱くなり本数が必要になる傾向になります。

目の下、目の上の窪み

目周りの窪みにもヒアルロン酸はよく効きます。目の下に関しては、100%取れる訳ではなく、多少の凹み感が残る事が多いです。
完全に良くするには経結膜脱脂や、裏ハムラといった下眼瞼形成が有効な場合が多いです。

塞栓はヒアルロン酸の重大な合併症のひとつです。解剖学的構造を理解して施術すること、逆血確認を丁寧におこなうことが大切と言えます。
ヒアルロン酸による顔のシワ取り施術は、自分の理想の顔に近づけることができる施術です。
しかし、効果や持続性には個人差がありますし、副作用やリスクもゼロではありません。
そのため、施術を受ける前には、自分の目的や期待値、予算などを明確にし、信頼できるクリニックや医師に相談することが重要です。